沖縄県立那覇工業高等学校

Energy Challenge Okinawa 2017 国際競技大会 優勝・準優勝!!【機械科】

Energy Challenge Okinawa 2017 国際競技大会(2017 World Econo Move Grand Prix Final

OPEN CLASS(総合部門)優勝 準優勝

EKODEN CLASS(エコデン部門) 優勝 準優勝

日時 1229()

場所 糸満漁港内公道特設コース(1250m1周)


左:優勝 課題研究班(Fencer NT01

右:準優勝 機械工作部(Fencer 2017


☆ついに世界1位獲得しました☆

 オーストラリア・ソーラーカー参戦の工学院大学や、シンガポールで行われているアジア大会参戦のタイのNSTRU EcoRacing Teamをおさえ、機械科課題研究班が総合優勝。次いで機械科機械工作部も総合準優勝☆エコデンクラスの優勝、準優勝も同時に勝ち取りました。

【課題研究班(Fencer NT01)】

 ボデー製作だけでなく前日まで試走を何度も繰り返し、コツコツとマシンとチームを仕上げてきた山入端龍弥、上地皓介、末吉樹李、赤嶺辰の3年生チーム。

 大会当日、午前中の試走で表彰台が狙えると確信したが、ピットイン直前に他チームと大きく接触。右前輪が歪むアクシデントがあった。急きょチェック&再調整。その間、フリー走行結果をこれまでのデータと比較し、車輌最高速度を上げても問題ないことが判明。どこまで上げるかチームで話し合う。以前から「最後はドライバーが決める」と顧問が伝えていたので、話し合いで出た2つの案のうちの1つをドライバーの直感で決定。これが優勝の決め手となった。スタート前に急いでギアを変更。右前輪の微調整までは時間的な余裕が無く、トラブルの火種を抱えたまま出走できるレベルで修理を済ませたが、最後までトラブルは出ず、運も味方した。大会役員から指定されたスターティング・グリッドは一番先頭。「これはもしかしてもしかする?」」と期待を抱いたのも束の間、スタート直後にマシンが動かないアクシデント発生。メカニック2名は全力ダッシュでマシンに向かった。ドライバーからモニターが全く映らないとの情報で電装関係を緊急総点検。今まで一度も起きたことの無いヒューズ切れが発覚。すぐに交換し再スタート。この間、他チームと2周ほど差が付いてしまう。トップ争いの工学院大学とNSTRUタイチームのタイムを計測し、レース終盤までには追いつけると判断。電圧、電流、マシン速度などを1周ごとに計測し、レース序盤はバッテリー残量をコントロールしながらトップを追った。中盤からは全開走行でレースを展開。接触等が何度かあったものの、山入端龍弥のドライビングテクニックでマシンにダメージを与えず、ピットインは一度も無かった。メカニックも上手くレースコントロールができ、他チームに一度も抜かれること無く、チェッカーフラッグを受けゴールした。これまでの地道なレース準備が実を結んだ、とても大きな意義のある優勝であった。

【機械工作部(Fencer 2017)】

 機械工作部エコデン班。昨年の大会で前半上位にも関わらず、自滅してしまった雪辱を果たすために結成した、渡慶次貴裕 當間大星、外間帆、の12年生合同チーム。

 大会3日前から、マシンが時速5㎞しか出ない原因不明のトラブルに見舞われる。電装関係一新や計器取り外しなど手を尽くしたもののトラブルが解消出来ず、最悪のマシン状態のまま大会当日を迎える。午前中のフリー走行直前、マシンが突然復活。ただし、モニター表示が出来ず、外して参戦することになった。そのため、車輌情報がつかめずレース中の細かい作戦変更ができなかった。そこで、課題研究班の走行データを、その都度教えてもらった。ギア比が違うものの、マシン状況がある程度予想できるようになり、レース展開を上手く運ぶことが出来た。今回は2チーム体制の利点を活かしたレースとなった。さすがにモニターが使用できない不利な状況では、課題研究班のマシンに追いつくことはできなかったが、もともとの性能の高さを発揮し、大学チームを抑え、準優勝を獲得することができた。アクシデントを乗り切る臨機応変さを実践できた良いレースであった。

【機械科ボランティア】

 昨年に引き続き、機械科1年生~3年生までの雄志で、コース清掃から安全確保走路員まで、早朝から丸一日、大会運営をサポート。大会事務局からも御礼の言葉を頂くことが出来た。