2024年 6月19日 平和学習会が行われました!
「私たちの将来にもし、戦争がやってくるとしたら?」
というタイトルで講師に平仲稚菜さんをお迎えして行われました。生徒の振り返りをご紹介します。
講話の感想 HP 平和学習.pdf
・これまでの平和学習は、戦争被害に遭った方々のお話を聞いて歴史を振り返り、二度と同じ過ちをしてはいけないという事実を再確認することが殆どでした。今回の講話は自分の将来を思い描いた後、その将来に戦争が起こってしまったら...ということを仮定とした上でお話されていたのがとても新鮮でした。と同時に、戦争体験者の方々にも私達と同じように理想としていた未来があったこと、それを実現させる為に胸躍らせていたことを感じ、未来ある若者(それに限らず明日を生きようという意思があった全ての人々)の夢や希望を一瞬で奪ってしまう戦争に対する恐怖心が改めて芽生えました。
自分にできること
・老若男女問わず無差別に起こってしまう殺戮、中には自決を選ぶ人も出てくるような争いが架空の話ではなく現実世界で起こっていたという事実の残酷さを決して忘れず、未だに世界で続く戦争を二度と繰り返さないよう私達は絶えずこの事を後世に語り継ぐべきだと思います。私はつい最近成人したので選挙投票にも出向いたのですが、そういった、未来を構成する為の一歩に自ら進んで行動すべきだと思いました。
身近な方の体験談
・父方の祖母は南洋へ疎開していて、親族で戦死していた人を聞かない。また、5歳のときだったのであまり
記憶が無いとのこと。一方母方の祖母は対馬丸で疎開予定だったが、祖母の勘によって沖縄へ留まることと
なった。祖母の兄は兵隊として戦地へ船で向かっていた途中、魚雷攻撃によって戦死。戦時中に生まれた親族
の赤ちゃんは飢餓で1歳で亡くなったらしいが、骨がなく代わりに人形が墓に入れられている。
・ひいおばあちゃんは、「自分のお母さんは生まれたばかりの長男を抱えながらだった。でも長男は亡くなって
しまった。」と言っていた。「じぃじのお母さんは戦争で片目をうしないながらも生き延びた。」と言っていた。
・ひいおばあちゃんが戦争体験者でお姉さんが戦争で亡くなってしまい、おばあちゃん家には赤ちゃん姿の
お姉さんの写真がずっと仏壇に飾られています。弾の飛び交う中でどうにか逃げたものの、お姉さんだけ
助からなかったそうです。
・おじいちゃんが戦争に行って戻ってこなかったことをお父さんから聞いたことがありますが、お父さんも
詳しくは分からないらしいです。
・ひいおじいちゃんは戦争で両目が見えなくなりましたが、三線が大好きで自分でチンダミしてまで弾いて
いました。生活も自分で出来ることは自分でしていたのでとても尊敬しています。
・おじいちゃんとおばあちゃんはどうせ死ぬくらいなら自分の産まれた所で死にたいと言って美ら海水族館
の方面へ逃げたら生き延びたと言っていました
・当時8歳のおじいちゃんは対馬丸じゃない船に乗って助かり、医者の勉強をしていたため遺体を運んでいた。
・おばあちゃんの友達が艦砲射撃で半身消えた
・おばあちゃんが2歳のころ、アメリカの捕虜になったそうです。でも本人はよく覚えてないらしいです
・歩いていたらバタバタ倒れている人がいて歩く時は蹴るように歩いていたと聞いたことがあります
・ひいばあちゃんが知らない子供をだっこして逃げた
・防空壕で赤ちゃんが泣いていたら追い出されたって聞いたことがある
・ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんがチビチリガマにいた。
・おばあちゃんが当時兵士の手当をしていた
・おばあちゃんが認知症だけど戦争のことははっきり覚えていた
・目の前で頭無くなった
・おばあちゃんが自決用に使った手榴弾が不発弾だった
・身内が特攻隊隊長で生きて帰ってきたけど悔しがっていた
・僕のひいおじいちゃんが、戦争中に歯磨き粉を食べていたこと
・おばぁは戦時中のサイパンで生まれ、食料がないのでカタツムリを食べてしのいでいた。
・おじぃちゃんのあしに弾痕があった
・ひぃおばあが対馬丸で生き残った
・私のおばあちゃんは船で逃げて奇跡的に生き残れたことを昔に聞いたことがあります
・外国行ったって言っていた
・おばあちゃんが戦争体験者で兄も親も病気でなくして、とても怖かったと言っていた
疑問
・なぜ沖縄の人を逃がさないで戦争をしたのか?
・なんで戦争中に動画が撮れているのか
・どうして国は話し合いで解決せず戦争を起こそうと考えるのか...また土地を増やそうと考えるのか
・戦争して復興までに何年かかるのか気になりました
・次の戦はどこまで及ぶのだろう
・食べ物とかどうやって保っていたのか
・なぜ戦争以外の解決策がないのか気になった
・当時、何歳以上が兵隊として動いたのか、戦争が起きたとき自分も出兵しなくてはいけないのか
・戦争が起きたら国は、嘘のニュースを言うのですか?
・結局、日本は軍隊を持つの?
・今の日本の動きは戦争が起きる前兆か
・なぜ武力を増やすのがダメなのかがずっと疑問
・休戦状態の隣国が再戦したら自分たちの生活はどうなるのか
・戦争を防ぐためにできることを国は進めていますか
・なぜ沖縄を利用するようにするのか
・米軍はなぜ必要なのか
・国はなぜ国民を巻き込むのか良く分からないので疑問に思いました。
・相手の国も自分たちの国も、勝った後に何がしたくて戦っているのだろう?
・おじいちゃんとかは学校でどんなこと習っていたのか
・戦争で1番使われていた武器や作戦を知りたいと思いました。
・また戦争始まったらどうやって生き延びるの?
・中国が日本の領海に入って来ているのをどう思いますか?
・北朝鮮が人工衛星と称して撃っているのはミサイルなのですか?
・戦争を回避するだけの最も簡単な方法は、宣戦布告してきた時にすぐ降伏し、相手の要求に全て従うこと
だと思うのですが、どうでしょうか。
来年は戦後80年を迎えます。戦没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈りましょう。
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2024 年 4月26日 新入生歓迎球技大会が行われました!
雨天でしたが体育館で全学級によるドッジボールのトーナメントが行われました。
男子トーナメント
1位:3-4組(電気科)
2位:1-3組(電気科)
3位:3-5組(電気科)
女子トーナメント
1位:3-7組(服飾デザイン科)
2位:2-5組(グラフィックアーツ科)
3位:1-5組(グラフィックアーツ科)
糸満教頭による講評
怪我もトラブルもなく、盛り上がりがあってとても良かったです。
ドッチボールがこんなに盛り上がったのは皆さんがチームメイトを大切にして、
声を掛け合ってできたおかげだと思います。
今年度はじまったばかりですが、今日の雰囲気をみて今年の那覇工業の良さを確信しました。準備してくれた生徒会のみなさんありがとうございました。